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第2章「日常から絵画へ」〜絵画空間の構築〜

北折 整
「手も足も出ない」

油彩 F100 2000年

日常に埋没している人物像をさまざまな背景の中に配置して(押し込めて?)表現したものです。しかし、この絵の情景はいまにも動き出しそうな石膏像や壁画のあるアトリエか舞台セットのようにも見え、「手も足も出ない」という題名とともに、どこか可笑しいユーモラスな雰囲気が漂います。