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第1章「日常のなかに」〜世界への視線〜

行近 壯之助
「受難のシアター」

日本画 S80 2008年

鮮やかな色彩で描かれたこの日本画は、立派なアーチと列柱のある劇場の中に、ロック音楽の象徴としてのドラムセットが描かれています。この作品が描かれた当時のアメリカでは、ロック音楽が政治・宗教団体から様々な圧力を受けていました。こうしたロックに対する規制のメタファーとして有刺鉄線やロープが描かれています。