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第1章「日常のなかに」〜自己をみつめる〜

八嶋 洋平
「プラスチックガール」

油彩 F100 2018年

人形が立てかけられた壁には、幼子を抱く父親が描かれています。見る側には、人形が壁の親子に甘えているように映りますが、そのうちに人形と壁との「距離」に気づくと、物悲しい雰囲気を感じます。
作家は人間の苦悩や悲哀に寄り添い、「人間の生きづらさ」への共感を示しているようです。