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第3章「動物」

桜井 まど香
「知れや語れや」

日本画 F100 2017年

下の若猿はぶどうの若木に、上の老猿はぶどうの老木にいて、親子なのか兄弟なのか、手ぬぐいを持って人間の真似事(猿真似)をしています。
ぶどうの木は、地域の農家が一体となって育てるもので、手入れの知識がなくても共に働かなくてはなりません。
猿は限りなく「人間に近い存在」として、理解はしていないけれど猿なりにぶどうの木を構っている様子を擬人的に表現しています。