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第1章「日常のなかに」〜世界への視線〜

福島 沙由美
「視線の境界線」

油彩 F100 2008年

作者がつくった歪んだガラスの球体を水で満たし、そこから覗いた風景を描いたもので、当時のアトリエだった東京藝大の窓の外の風景が上下逆さまに映っています。球体は歪んでいるため、角度や位置によって映る像も変わってきます。「いつも私たちが見ている視点は正しい視点なのだろうか?」という疑問から生まれた作品です。