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第1章「日常のなかに」〜おだやかな時間〜

布袋 孝雄
「二つのテーブルの静物」

油彩 S80 1985年

大小二つのテーブル上にさまざまなものを配置し、それぞれの具象的な形を残しながら、二つのテーブル面や後ろの壁面がひと続きの平面に見えるように構成しています。キュビスムのように、同時に複数の視点からオブジェをとらえる手法でもあり、立体的にも平面的にも見えるトロンプルイユ(だまし絵)的な手法とも言えます。