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第4章「風景」〜街・建物・内と外〜

長濱 俊之
「神社のある街かど」

油彩 P100 2020年

淡く暖かな色合いの街並みは、ノスタルジックな雰囲気で哀愁を誘います。しかし、中央に佇む女性は輪郭がぼんやりとして、今にも背景に溶けてしまいそうです。
作家は、見慣れた景色と「儚い存在」の女性とを重ねて、ひとたび災害が起きれば日常が一変してしまうのではないかという不安を描いています。