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第1章「日常のなかに」〜まなざし〜

中土居 正記
「再生・NEST」

油彩 S80 1991年

鳥の巣の中で二人の人物が眠るこの作品は、風雨で落下した鳥の巣を見たことから着想を得て描かれました。しかし、今この作品を見ると、「巣ごもり」、「休眠」、「ステイホーム」といった、現在の社会状況を連想させるイメージにも映ります。装飾的できらびやかな赤い布が画面を印象的なものにしています。