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第2章「日常から絵画へ」〜絵画の様式〜

原田 久万
「日本の行方 Ⅱ」

油彩 F80 1992年

農村を背景にしてサラリーマン風の男が立っていますが、顔は梱包され、脚は途中から石と化して砕け散っています。飛び散った瓦礫は貝や木の葉と混じり、一部は梱包されてすでに考古学の資料となっているようです。なにかが起こったあとの未来の姿なのでしょうか。意外なモチーフ同士を組み合わせて驚きを与えるシュルレアリスムの手法を用いています。