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【受講生募集】おとなの月1日本画入門(4/21からスタート)

2023年4月3日

当スクールで人気の単発講座「おとなの月1」シリーズ。2023年前期講座(4月~)では、油彩・デッサン・古典技法・夜クロッキー・日本画の5講座がスタートします。
その中でも今回は、おとなの月1日本画入門についてご紹介いたします。
担当講師は真鍋修先生です。


真鍋 修 (1963年香川県生まれ・創画会会員)

日本画の工程は複数ありその分時間もかかりますが、真鍋先生から4日間で1つの作品を完成させる講座をご提案いただきました。2023年前期(4月~7月)のモチーフは花です。
2023年前期おとなの月1日本画入門

春の花モチーフのイメージ

以下は、2022年後期(11月~2月、全4回)に開催されました同講座の様子です。


日本画入門講座の授業風景

モチーフは洋梨と柿、落ち葉。ちょうど紅葉真っ盛りの時期でしたので、季節を感じる作品になりました。
日本画特有の素描や、画材の扱いに難しさを感じる人も多いかと思いますが、講師による丁寧なデモンストレーションを挟みながら、終始和やかな雰囲気で講座が進んでいました。


工程を説明する真鍋先生

1日目~素描・水張り・構図を考える~
日本画についての講義の後、下絵のためのエスキース、水彩での素描を行いました。

真鍋先生によるエスキース


真鍋先生による下絵

また本画の下準備として、構図決め、和紙の水張りを行いました。水張り(パネル張り)には様々な手法がありますが、今回は糊張りでした。簡易的に水張りテープを使用する事もありますので、それぞれの張り方の特徴や留意点の説明がありました。

水張りのデモンストレーション

2日目~大下図・骨描き・下塗り~
前回の下図を本画の和紙に転写。その際、講師は席を周り最適な構図を一緒に考えました。転写の段階でもモチーフの位置調整が可能で、より良い構図にしていこうというものでした。

下絵をコピーして和紙に転写する

その後は骨描き。骨描きとは下絵を墨でかたち取る手法で、その後の下塗りの際に、下絵が消える事が無いようにするもの。
次に下塗り。ここでやっと日本画の絵の具の登場です。胡粉や水干絵の具の黄土等で下塗りをし、作品の雰囲気を作りました。絵の具は濡れている時と乾いている時の様子が違うので、思わぬ表情になることもあり、わくわくしながら進められたのではと思います。

真鍋先生による骨描きと下塗り

3日目~本画に描写~
前回の下塗りにさらに岩絵の具をのせていく工程(作例)を見せていただきました。
荒い粒子による岩絵の具の効果、魅力を感じます。

真鍋先生による下塗りの作例


真鍋先生による下塗りの作例

ある程度下塗りができたら、岩絵の具でモチーフに色をのせていきました。
下絵でのモチーフの理解があり、また下塗りで作品の厚みができてきていますので、ポイントをおさえた岩絵の具ののせ方で、描写をしていきます。

4日目~描写から完成へ~

真鍋先生による描写の作例

モチーフ全体の描写も進めながら、バランスを見て背景にもさらに手を入れていきます。

生徒一人一人に寄り添った適切な指導で、短い時間ではありますが、今後の制作も念頭に置いた内容となっていました。

講座を終えて真鍋先生より一言!
「絵を描くまでに手間がかかりますが、絵巻物など平安時代から続くこの技法に面白さを感じていただけたらと思います。」

2023年前期単発講座の「おとなの月1日本画入門」残席わずかとなっております。
初めての方、経験のある方、月1日のペースで通いたいベテランの方など、友の会・一般(非会員)の方問わずご受講いただけます。
お申込みはこちらから ↓ お早目にどうぞ。
おとなの月1日本画入門
⑤ おとなの月1日本画入門
日 程:4月21日 5月19日 6月16日 7月21日
時 間:10:30~16:00
講 師:真鍋 修
定 員:18名
受講料:27,500円(画材代1,100円込)