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【講座の様子】春のスケッチ講座 ─ 旧東京音学校奏楽堂・黒門を描く─(2021年4月18日 講師:村山之都)

2021年4月27日

4月18日(日)春のスケッチ講座 ― 旧東京音学校奏楽堂・黒門を描く―講座を開講いたしました。

人気の野外スケッチシリーズ
今回は、恩賜上野公園内、東京都美術館の裏手にある、旧東京音学校奏楽堂・黒門周辺エリアを描いていきます。


旧東京音学校奏楽堂


黒門

趣のある古い建造物と種類の豊富な樹木を組み合わせて、短い時間の中でモチーフの特徴のどこに焦点を当てていくか、実際の鉛筆の走らせ方、絵の具の置き方を中心に解説するという授業内容です。

今回の講座を担当されました講師は村山之都先生です。

村山之都先生

プロフィール
1969年 北海道立旭川市生まれ
現在 東京工芸大学非常勤講師
2021年 個展(あかね画廊/東京、'16〜毎年)
2018年 個展(たましんギャラリー/東京)個展(gFAL/東京)
2017年 個展(Nanatasu Gallery/東京)、美術と街巡り・浦和(うらわ美術館)
その他:2013年ホルベインスカラシップ
他、国内外にて展覧会多数。

この日は前日から続く雨の予報を覆し、晴天。上野公園は春さなかの新緑が輝き、
まさに屋外スケッチ日和。吹く風も心地良く感じられます。

恩賜上野公園

10:30よりアートスクールのアトリエで授業説明がスタート。
村山先生自作の丁寧なスケッチのテキストが配られました。

授業説明

それから間もなく、スケッチ現場に移動しました。

道具を持ってスケッチポイントへ移動します

生徒さんは各々の角度・見方からスケッチを描いていました。

スケッチの様子


スケッチの様子

水彩、パステル、鉛筆と画材もさまざま。

対話をするように、真剣に風景と向き合っている姿は、青々と茂る上野公園の自然と相まって鮮やかに見えます。

スケッチの様子


指導の様子

村山先生も一緒に、素早くスケッチします。

村山先生のスケッチの様子


村山先生のスケッチの様子

お昼休みをはさみ、午後も15時頃までスケッチしました。

それぞれが見た風景と建物のスケッチをアトリエに持ち込み、講評会へ。

講評会

作品のテーマについて考え、用いられた技法について評します。

村山先生による講評


一人ひとりのスケッチについて、丁寧にコメント


村山先生のスケッチ

ある生徒さんは、この日に描き上げたスケッチをさらにブラッシュアップさせたいとおっしゃっていました。

受講生のスケッチ


受講生のスケッチ

今日の野外スケッチは思い出となり、経験となり、やがてその芽を伸ばすきっかけにもなったと思われます。
気づけばみずみずしい初夏が、もうすぐそこですね。