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第1章「日常のなかに」〜世界への視線〜

牧野 晏長
「せかいのはて」

油彩 F100 2017年

「鳥は鏡に映る自分の姿を自身とは認識できずにコミュニケーションを取ろうとし、人間はそれを無意味なことだと眺めます。しかし、鳥と鏡の間で生じる虚構は、むしろ人間と『何か』の間で生じているかもしれない」と作家は言います。
「日常」に潜む「非日常」、それを強調するように、クリアに描かれた鳥とは対象にその周辺はぼんやりとして、現実の不確かさをほのめかしているようです。