
森は不思議な力を持っている。
森は人の感性を揺り動かし、直感を呼び起こす。
森は計り知れぬ神秘そのものであり、森は生命あふれる宇宙だ。

最近やたらと”森”という言葉を目にするような気がするカンヌ映画「殯の森」などのせいだろうか・・・古くは黒澤明監督の「羅生門」の森の中へ分け入っていくシーン、大島渚の「白昼の・・・」での森、風にゆれる木々の枝葉をとおして差し込む光が揺らぐそんなシーンになんとなく惹かれるものがあったが、アウトドア派手はない私の森体験は夏の蒸し暑さやまとわりつく虫などでどこか苦手なもでもあった。だから「殯の森」というより京都下鴨神社の「糺の森」のような都市の中に残る森、日常ふとどこかで感じられるような森がいいのだが・・・
しかしこの”森”にはなにかこれからの美術に大きなヒント(転換)を与えてくれるかもしれない。もうすでに木々や枝葉が重なり合ったり木漏れ日が差し込んでいたりという雰囲気の作品もよく見受けられ”森”を絵画に喩えた展覧会も行われたとも聞くが・・・わたしも私なりの人工的に管理された世界、上野の森で「森」にかかわる展覧会をひらける偶然に期待して・・・


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