上野の森美術館

アートスクール

2025年前期単発講座

開講期間:2025/4 ~ 2025/9
時間:10:30~16:00 / 土曜夜17:30~20:30
   ※時間が異なる講座もあります。詳しくはカリキュラムをご覧ください。

★印=初めての方優先講座:当スクールの講座を初めて受講される方が優先で受講できる講座です。初心者の方にもおすすめの講座です。

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アトリエ内では、こちらのマナーにご協力ください→皆様に気持ちよく受講していただくために

①おとなの月1日本画入門(全4日間・日曜日)【先着順】
日程:4月6日 5月4日 6月1日 7月27日  時間:10:30~16:00 講師:平野 健太郎 定員:18名 受講確定日:3月11日(火)
受講料 26,500円(画材代100円込) 日本画 モチーフ:写真・スケッチ
草花の姿や色彩の魅力を日本画材を使って描きます。デッサンから始まり構図や色合いを決め、岩絵具の使い方を学びながら最後には一枚の絵が仕上がることを目指します。初めての方には、描く前の下準備から絵具の溶き方や塗り方など、制作の手順に沿ってアドバイスいたします。経験のある方は、描きたいイメージや想いが表現できるよう、講師と対話を重ねながらそれぞれの表現方法を見つけられたらと考えています。
※友の会会員・非会員にかかわらず先着順

◆4月6日(日)第1回 下図作り
初日は、日本画の下描きとも言える下図作りをします。持参のスケッチや写真を元に、本制作と同じサイズの画用紙に構図を検討しながら下図を描いていきます。この過程で、植物の形の美しさを観察し、完成時のイメージや色使いを具体的に思い描きます。これが本制作を進める上での重要な土台となります。描きたい草花のスケッチとその写真をプリントアウトしたもの、あるいは描きたい草花の実物をお持ちください。いくつかの資料を組み合わせて描いても構いません。このほか、日本画制作の流れや次回持参用具の説明をします。
《持ち物》
描きたい草花のスケッチとその写真をプリントアウトしたもの、または描きたい草花の実物、本画と同サイズの
画用紙(F6~10程度)、鉛筆(3B~HB)、練り消しゴム、クロッキー帳など

◆5月4日(日)第2回 下塗り~下図を本紙に写す
いよいよ日本画の画材を使った制作に入ります。まずは雲肌麻紙に下塗りをします。完成のイメージによっては、背景として使う色を選び塗り進めても良いでしょう。下塗りができたら、初日に描いた下図を本紙に描き写します。塗り方やトレースの方法など、説明を交えながら日本画画材の扱いや手順を紹介します。
《持ち物》
【前回講座で説明あり】パネル張りの雲肌麻紙または麻紙ボード(F6~F10程度)、日本画道具一式(岩絵具、水干絵具、絵筆、刷毛、ドーサ液、墨、絵皿、水差し、雑巾)前回描いた下図とそのコピー、マスキングテープ、赤いボールペン ※膠の配布とチャコペーパーの販売があります。

◆6月1日(日)第3回 ◆7月27日(日)第4回 本制作~仕上げ、講評
下地が出来上がり、下図を描き写すことができたら本制作に入ります。岩絵具の様々な色を使いながら、思い描いたイメージを実際に描いていきます。岩絵具の使い方に始まり日本画ならではの表現、その独特な質感も含めて体験し、制作を通して日本画の良さを感じて欲しいと思います。最終日は完成に向けて、それぞれの絵にあった仕上げ方をアドバイスします。描きたかった絵に少しでも近づけるよう、筆を入れていきます。今後の制作のヒントが得られるよう最後に講評をします。
《持ち物》
制作中の作品、日本画道具一式

◆ 準備していただく日本画画材に関しては、喜屋(TEL. 03-3831-8688)、世界堂本店(TEL.03-5379-1111)等の画材店にてご購入・お問い合わせください。

② おとなの月1デッサン塾(全4日間・日曜日)【先着順】
日程:4月13日 5月11日 6月15日 7月13日  時間:10:30~16:00 講師:中尾 直貴 定員:17名 受講確定日:3月11日(火)
受講料 28,400円(モデル代込) 鉛筆 木炭 デッサン 女性ヌード
思いのままに、自由に絵を描きたいと思っていてもなかなかうまくいくものではありません。対象を写実的に描きたい、あるいは自分の感情など抽象的なものを表現したいなど、想いの実現のためにはいずれも「デッサン力」が必要になります。デッサン力とは、物をただ正確に描けるということだけではなく、モチーフの本質をとらえる眼差しと、それを説得力をもって立ち表すための画面上でのバランス感覚のことです。これを磨くためには高い意識をもってデッサンを継続することが重要です。これから絵を始めてみようという方から、長年続けているけれどもっと制作を深めていきたいという方まで、自由に表現するための土台を築くために今一度、「デッサン」をしてみましょう。
※当スクールYouTubeチャンネル【公式】にて「木炭の使い方、削り方」等公開しています。
※友の会会員・非会員にかかわらず先着順

◆4月13日(日)第1回 石膏像デッサン
石膏像は古くからデッサンのモチーフとして親しまれています。身体の写実性と理想美を兼ね備えて表現された像をデッサンすることで、多くの学びが得られます。初日はデッサンについての講義、木炭デッサンの実演を行います。デッサンとは何かを考え、実践します。
《持ち物》
木炭(伊研 No.360 ヤナギ 丸軸をおすすめ)、木炭紙4枚(スクールにて販売)、練り消しゴム、ガーゼ(無ければ布でも可)、クロッキー帳、フィキサチーフ
※個人によって目的があればこれ以外でも可。初回に道具についての説明もします。

◆5月11日(日)第2回 人体デッサン
初回の石膏デッサンをふまえて、目の前にある生きた身体の有機的な曲線とボリューム、内なる躍動をとらえ、描いては消して見つめ直し、再び描き起こすといったモチーフとの豊かな対話を体験してほしいと思います。冒頭に講師による実演を行います。
《持ち物》
木炭(伊研 No.360 ヤナギ 丸軸をおすすめ)、木炭紙4枚、練り消しゴム、クロッキー帳、鉛筆の場合は2H~4B、木炭紙大の画用紙、ガーゼ(無ければ布でも可)、フィキサチーフ

◆6月15日(日)第3回 静物デッサン
モチーフそれぞれのもつ色や形、大きさを画面のなかで探っていく過程で構図、関係性、空間を学びます。鉛筆や木炭等の素朴な画材で異なる質のものを描き分けるためには使い方に工夫が必要ですが、そうすることで水彩や油彩等の強い特性を持つ画材を使いこなす感性も磨かれていきます。はじめに実演を行います。
《持ち物》
木炭(伊研 No.360 ヤナギ 丸軸をおすすめ)、木炭紙4枚、練り消しゴム、クロッキー帳、鉛筆の場合は2H~4B、木炭紙大の画用紙、ガーゼ(無ければ布でも可)、フィキサチーフ

◆7月13日(日)第4回 細密デッサン
一人一つ好きなモチーフを用意し、近くで観察し細密にデッサンします。これは「細密画」が目的ではありません。モチーフの質感、重さ、匂いまで確かめてもらい細かなところまで描写しようとすることで、深くまで対象を捉える画家の眼を養います。
《持ち物》
鉛筆、木炭、ペン等・画材に合わせた支持体。事前に説明します。 現在満員のためキャンセル待ちのご案内となります

③ おとなの月1油彩入門(全4日間・日曜日)【先着順】
日程:4月20日 5月18日 6月22日 7月20日  時間:10:30~16:00 講師:大見 伸 定員:18名 受講確定日:3月25日(火)
受講料 30,550円(モデル代・モチーフ代150円込) 油彩 女性ヌード 女性コスチューム
油絵の攻略法(基礎技術編):油彩画制作に必要な基礎技術を体系的に学べる講座です。油絵具や各種オイル(画液)の特徴を理解し、それらを正しく使う技術を習得します。また、絵画制作に最も重要なプロセスであるエスキース(下絵)の描き方など、講師の実演を交えながら丁寧に指導します。経験者の方には、個別に相談しながら段階的にスキルアップを図れるようサポートいたします。
※友の会会員・非会員にかかわらず先着順

◆4月20日(日)第1回 静物画の攻略法(基礎技術編)
油絵具とオイルについてのレクチャー後、静物モチーフを使って実践的な制作方法“エスキース作り”を学びます。2~3点のエスキースを描くことで、作品の方向性を定め、スムーズな制作につなげていきます。
《持ち物》
油彩道具一式、木炭、鉛筆(B~3B程度)、ガーゼ、練り消しゴム、キャンバス(F6~10号)、ウエス(綿の布)、
クロッキー帳またはエスキース帳(F6号前後)

◆5月18日(日)第2回 風景画の攻略法(基礎技術編)
自作のスケッチや、自身が撮った風景写真の中から題材を選び、そのままの構図ではなく、より魅力的な作品にするための画面構成について、エスキースで検討していきます。次回のための下塗りの仕方も学びます。
《持ち物》
油彩道具一式、木炭、鉛筆(B~3B程度)、ガーゼ、練り消しゴム、キャンバス(F6~10号)、ウエス(綿の布)、
クロッキー帳またはエスキース帳(F6号前後)、自作のスケッチや自身が撮った風景写真数点

◆6月22日(日)第3回 人物画(女性ヌード)の攻略法(基礎技術編)
より魅力的な作品にするためには構図が重要なポイントとなります。クロッキー帳などで複数の構図を検討し、作品のイメージを鮮明にしていきます。下塗りしたキャンバスに描くことで、その効果を体験しましょう。
《持ち物》
油彩道具一式、油彩以外の着彩道具一式(水彩・パステル・色鉛筆など)、木炭、鉛筆(B~3B程度)、キャンバス(F6~10号)、ウエス(綿の布)、クロッキー帳またはエスキース帳(F6号前後)、ガーゼ、練り消しゴム

◆7月20日(日)第4回 人物画(女性着衣)の攻略法(基礎技術編)
今回は、エスキースに水彩・パステル・色鉛筆などで着彩をします。エスキースに色彩があることで、作品のイメージがより明確になり、スムーズな制作を可能とします。また、前回のヌード課題と違う色の下塗りをしたキャンバスを用いてその効果の違いを体験してみましょう。
《持ち物》
油彩道具一式、油彩以外の着彩道具一式(水彩・パステル・色鉛筆など)、木炭、鉛筆(B~3B程度)、キャンバス(F6~10号)、ウエス(綿の布)、クロッキー帳またはエスキース帳(F6号前後)、ガーゼ、練り消しゴム

④ おとなの月1風景画入門(全4日間・火曜日) 【先着順】
日程:6月24日 7月22日 8月26日 9月23日 時間:10:30~16:00 講師:遊馬 賢一 定員:18名 受講確定日:5月27日(火)
受講料 26,400円 画材自由 モチーフ:風景写真・スケッチ
風景をテーマにした4回の講座です。同じ風景を見ても、受ける印象や表現は様々です。どのように風景をとらえ、構図を決定し、表現に結びつけると良いか?個々に合わせて、そのステップアップを目指します。樹木・水・建物など毎回異なるモチーフを設定します。各講座日の資料となる写真やスケッチをご持参ください。画材は自由です。中級者の方はもちろん初心者の方にもお勧めの講座です。
※友の会会員・非会員にかかわらず先着順

◆6月24日(火)第1回 木のある風景
「一本の木が描ければ何でも描ける」と言われるほど、自然が作り出す造形美が大変魅力的な樹木は重要なモチーフです。地面からの立ち上がり、幹から枝へのリズムを写真やスケッチからとらえ表現します。枝ぶりや葉の様子などの表現の工夫や背景との関係も大切な要素です。また、「幹は茶色、葉は緑」という固定観念は脱ぎ捨て、豊かな色彩表現を追求しましょう。

◆7月22日(火)第2回 空と水の表現
静かな水面には空や雲、山々や建物が映し出され、私たちはその景色に魅了されます。流れる川の表情、水面に輝く太陽の光など、それぞれの水景が持つ魅力は、多くの画家たちに感動を与え、数々の名作を生み出してきました。この回では、皆さんが撮影した写真や描いたスケッチをもとに、印象的な水景の魅力を絵画として表現する方法を探求します。古今の名画から学びながら、水面の輝き、透明感、揺らぎといった特徴を、それぞれの感性で表現していきましょう。一瞬の美しさを永遠の記憶として画面に留めることを目指します。

◆8月26日(火)第3回 建物のある風景
伝統的な日本家屋、異国の建築物、自然の中に点在する家々の佇まいなど、建築物は風景画の中で重要な造形要素として私たちの目を引きつけます。瓦屋根の繊細な陰影、石造りの壁面が醸し出す重厚な質感、窓ガラスに映る光の煌めき、それぞれが絵画表現の魅力的なモチーフとなります。この回では、皆さんが心惹かれる建築物を題材に選び、その魅力を絵画として表現することに挑戦します。建物の個性を引き出しながら、周囲の風景との調和も意識した作品作りを目指しましょう。

◆9月23日(火・祝)第4回 人物のいる風景
街角に佇む人や行き交う人々、またその人々の関係性など、人物のいる風景は豊かな物語を与えてくれます。そして風景の中に描かれた人物はその時代を表現しています。この回では、現代の街に息づく人々の姿を題材に、風景画における人物表現を探求します。ポイントは人物の動きやプロポーションを大きくとらえることです。細部にこだわらずに端的に描くことで、人物の存在が生きた風景画を描きましょう。


《共通持ち物》
普段お使いの着彩道具一式、画材に合った支持体(F6~10号程度)、30cm定規、描きたいモチーフの資料(写真やスケッチなど、なるべく多くご持参ください)

⑤ おとなの月1人物クロッキー塾(全6日間・土曜日)【夜間】【友の会限定】
日程:4月19日 5月17日 6月14日 7月12日 8月9日 9月13日  時間:17:30~20:30 講師:村山 之都(スタッフ兼任講師) 定員:19名 受講確定日:3月25日(火)
受講料 36,900円(モデル代込) 透明水彩 パステル 鉛筆 木炭 コンテ クロッキー 男性セミヌード 女性セミヌード
クロッキーによる人体の基本的な把握と描写を全6回で演習します。前回に引き続き舞踏家として活躍されている工藤丈輝さんと、さらに前衛舞踏デュオ86B210の2人をモデルに、男性・女性それぞれの骨格と筋肉を存分に演習します。講座内では毎回着目ポイントを設け、それぞれについて講師が解説をしながら進めていきます。さらに今回は新たにムービング・クロッキーも行います。基本的な部分をしっかりと鍛えながら、創造(想像)力を刺激して絵画制作につながるクロッキー講座を目指しています。積極的にご参加ください。
※定員に空きがある場合、途中からでもご受講いただけます。
※モデルはやむを得ない事情で変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。
※友の会限定講座です。非会員の方は友の会にご入会いただきます。


◆4月19日(土)第1回 人体の筋肉構造―トルソを中心に―
トルソは人体の胴体部分を指しますが、本講座では頭部から膝までをイメージしています。手足を除いたトルソに着目することで、体幹の動きを集中的に観察します。その上で、男性特有の筋肉表現を積極的に追っていきます。

◆5月17日(土)第2回 動きとバランス
様々なポーズを短時間で描くことで、体の部位の位置関係を把握する力をつけていきます。人体のシンメトリー構造を意識的に観察することで、中心の動きと左右のバランス表現に結び付けていきましょう。

◆6月14日(土)第3回 身体の直線と曲線
この回からは女性モデルを描いていきます。男性とはまた異なる筋肉のかたちや身体の曲線のあり方など、着目点・発見は豊富にあるはずです。相違点を感じながら人体把握の感覚を磨いていきましょう。

◆7月12日(土)第4回 手足の基本形態
末端部分である「手」「足」は形態が細かく複雑になる分、短時間でとらえるクロッキーでは曖昧な表現になりがちです。手足の基本構造のエッセンスを抜粋して解説しながらクロッキーを進めます。

◆8月9日(土)第5回 顔を観察する
身体の動きはとらえられても、顔を描くことに苦手意識を持っている方は少なくありません。顔を描く時に注意すべきポイントを、特にクロッキー用に凝縮して解説します。

◆9月13日(土)第6回 総合的な観察と表現(ムービング)
これまでの内容を踏まえたクロッキーを行うと同時に、新たに一部ムービングを導入します。動いているモデルを描くことは、静止しているポーズとは別の観察力・集中力が要求され、おおいに感性が刺激されることと思います。

《共通持ち物》
鉛筆(6B~10B程度)、カッター、クロッキー帳(B3サイズまたは10号以上推奨)
※鉛筆クロッキーを想定していますが、コンテ・木炭・水彩などの画材も使用可。 現在満員のためキャンセル待ちのご案内となります

⑥おとなの月1特別講座 ボザールbeaux-arts ―内田あぐりゼミ (全5日間・火曜日)【友の会限定】【抽選】
日程:4月15日 5月13日 6月10日 7月8日 9月9日  時間:11:00~16:00 講師:内田あぐり 定員:16名 受講確定日:3月11日(火)
受講料 35,000円(モデル代込) 画材自由 男性ヌード
日本画の古典的な技法に精通し、実際に用いて研究すると共に、さまざまな手法を取り入れ、新たな表現方法にもチェレンジし続ける内田あぐり先生を講師に迎え、スペシャルゼミを開催します。今回は日本画はもちろん、油彩、水彩と画材を問わず受講可能です。
※友の会限定・抽選講座となっております。非会員の方は友の会にご入会いただきます。
※お申し込みの際は、持参する画材と作品サイズを通信欄にご明記ください。

◆4月15日(火)第1回 「イメージデッサンを練る」
使用画材によるグループ分けをします。これまでの制作の一端がわかるもの(デッサンやエスキース、ポートフォリオなど)を資料としてご持参ください。内田流“絵画表現”や、一貫して身体、人間の存在を示すものを探求しテーマとしていることについて、歴史を追って語っていただきます。また「素描すること」について、さらに具体的な制作の過程など解説を交えながらお話いただける貴重な機会です。作家・内田あぐりのエネルギーの根源を感じ取っていただける1日です。
《 持ち物 》
ポートフォリオ、これまでのデッサン・素描、エスキース、クロッキー帳またはスケッチブック、筆記用具、使用画材は任意でご持参ください。

◆5月13日(火)第2回 ムーヴィング・ドローイング「動く人を描く」
午前中、ムーヴィング・ドローイングについて説明をします。午後から国内外で活躍中の舞踏家の工藤丈輝さんをモデルに迎え、パフォーマンスを行っていただき、舞踏家の生き生きとした動きを自由に描くことにチャレンジします。内田先生は実際にモデルを前にして多くのドローイングを行うことで、作品のイメージを生み出しています。先生と一緒に実践してみましょう。
《 持ち物 》
筆記用具、クロッキー帳またはスケッチブック、ドローイングの画材は自由(木炭、鉛筆、ペン、水彩、墨など)

◆6月10日(火)第3回
◆7月8日(火)第4回
◆9月9日(火)第5回 実技─「制作の現場で」①②③:内田先生による直接指導
30号までのサイズの個別制作を指導します。制作途中の作品を完成に向けて進めていただいてもOKです。内田先生との対話の中から方向性を検討、制作に反映させていきます。「つくること・表現すること」の本質を作家と直接触れ合うことで感じ取る場です。この機会を大いに活用し、制作に、表現の探求に生かしていただければと思います。最終日は前半を制作、後半は全体講評会を行います。

《第3∼5回 共通持ち物》
筆記用具、クロッキー帳またはスケッチブック、使用する画材一式、画材にあった支持体、完成に向けて加筆する場合は制作途中の作品、制作に必要な資料(ポートフォリオや写真資料)等
※ 日本画制作の場合は膠以外の画材は全てご自身でご用意ください(膠代100円を別途いただきます)。

【以下内容をご了承の上お申込みください】
アトリエに持ち込める作品数は1点です(額を付けていないもの)。また、作品や道具をアトリエに置いておくことはできません。
作品の運送・返送はご自身で手配してください。ご希望の場合は運送業者をご紹介いたします。

⑦ 抽象のツボ1:はずむ色・ズレるかたち ―グルーヴのツボ―
日程:4月5日(土)  時間:10:30~16:00 講師:藤田 邦統 定員:20名 受講確定日:3月11日(火)
受講料 6,600円 アクリル モチーフ:静物
抽象絵画は、突然出現したわけではありません。古典の名画を見れば分かるように、作者の感覚の置き換えは、身体表現として実技のディティールに存分に表れています。つまり抽象表現ということです。抽象表現を含む現代絵画は、まさに古典と抽象・写実と感覚のハイブリットで構成されています。そこで、現代絵画の始まり、キュビズムから今に至る造形システムのポイントを押さえて、絵画に効く造形のツボを刺激してみます。
※「抽象のツボ」は前期3回、後期3回のシリーズとなっております。1講座からご受講可能ですが、多くご受講いただくことで抽象への理解をより深めていただけます。

◆抽象のツボ1:はずむ色・ズレるかたち ―グルーヴのツボ―
美しく感じる色とは?色彩の組み合わせは複雑ですが、均一な色にリズムを与えることで色が響き合い、バルール(色価)が生まれます。一方で、形の定位について考えます。形がズレることで動き出し、造形的な空間を作り出します。色彩と形を作り変えることでグルーヴ感が生まれます。絵画に必要なグルーヴ、生命感を体験してみましょう。

《 持ち物 》
アクリル道具一式、紙(4号程度 3∼4枚)、マスキングテープ、カッター、スティックのり

⑧ 抽象のツボ2:つくるよりこわす① ―分解のツボ―
日程:5月17日(土)  時間:10:30~16:00 講師:藤田 邦統 定員:20名 受講確定日:4月22日(火)
受講料 6,600円 画材自由 アクリル モチーフ:静物
抽象絵画は、突然出現したわけではありません。古典の名画を見れば分かるように、作者の感覚の置き換えは、身体表現として実技のディティールに存分に表れています。つまり抽象表現ということです。抽象表現を含む現代絵画は、まさに古典と抽象・写実と感覚のハイブリットで構成されています。そこで、現代絵画の始まり、キュビズムから今に至る造形システムのポイントを押さえて、絵画に効く造形のツボを刺激してみます。
※「抽象のツボ」は前期3回、後期3回のシリーズとなっております。1講座からご受講可能ですが、多くご受講いただくことで抽象への理解をより深めていただけます。

◆抽象のツボ2:つくるよりこわす① ―分解のツボ―
抽象絵画は人間の身体のように作られます。体を作るために体を分解してアンバランスを作り出し、新しい体を生成していきます。一度作ったものを分解して壊すことはなかなか難しいことですが、感覚的な意識を優先させて画面を壊してみます。分解して出現する画面はどんな画面でしょうか。思いがけない空間と形を体験してみます。

《 持ち物 》
画材自由、アクリル道具一式、紙(4号程度 3∼4枚)、マスキングテープ、カッター、スティックのり、木工用ボンド

⑨ 抽象のツボ3:つくるよりこわす② ―合成のツボ―
日程:6月14日(土)  時間:10:30~16:00 講師:藤田 邦統 定員:20名 受講確定日:5月13日(火)
受講料 6,600円 画材自由 アクリル モチーフ:静物
抽象絵画は、突然出現したわけではありません。古典の名画を見れば分かるように、作者の感覚の置き換えは、身体表現として実技のディティールに存分に表れています。つまり抽象表現ということです。抽象表現を含む現代絵画は、まさに古典と抽象・写実と感覚のハイブリットで構成されています。そこで、現代絵画の始まり、キュビズムから今に至る造形システムのポイントを押さえて、絵画に効く造形のツボを刺激してみます。
※「抽象のツボ」は前期3回、後期3回のシリーズとなっております。1講座からご受講可能ですが、多くご受講いただくことで抽象への理解をより深めていただけます。

◆ 抽象のツボ3:つくるよりこわす② ―合成のツボ―
人間の身体は分解と合成を繰り返しながら生成していきます。感覚的に分解され、アンバランスになった画面は分解された要素を使って平衡を作り出そうとします。これが合成です。画面を作ってから分解し、その分解要素で意識的に別の新しい画面を作ります。分解と合成の仕組みを体験します。

《 持ち物 》
画材自由、アクリル道具一式、紙(4号程度 3∼4枚)、マスキングテープ、カッター、スティックのり、木工用ボンド

⑩ 公募展・展覧会出品にむけたブラッシュアップ講座【友の会限定】
日程:4月19日(土) 時間:10:30~16:00 講師:出射 茂 定員:15~18名 受講確定日:3月25日(火)
受講料 6,600円 画材自由
春の公募展、コンクール、展覧会などへの出品に向けたブラッシュアップ講座です。これまでに描き進めてきた作品を完成にむけて実技実践していきます。「日本の自然を描く展」をはじめ、受賞する作品の魅力、ポイントなどの話を交え、あなたの絵の魅力を増大できるようアドバイスいたします。

《 持ち物 》
10~100号の作品1点、油彩・日本画・水彩・透明水彩・不透明水彩(ガッシュ)・アクリル・アクリルガッシュなど作品に使用している画材用具一式、取り組む作品に必要な資料など。
※友の会限定・抽選講座となっております。非会員の方は友の会にご入会いただきます。
※お申し込みの際は、持参する作品サイズを通信欄にご明記ください。
※作品は額縁をつけていないものに限ります。作品の運送・返送はご自身でご手配ください。
 ご希望の場合は運送業者をご紹介いたします。

⑪ 透明水彩テクニック1 モノトーンの⾵景─静けさを描く─
日程:4月27日(日)  時間:10:30~16:00 講師:村山 之都(スタッフ兼任講師) 定員:18名 受講確定日:3月25日(火)
受講料 6,600円 透明水彩 モチーフ:写真
透明水彩は油彩と違い、上から何度も重ねて描いたり、表面に凹凸を付けたりすることが難しい画材です。
では、どのようにしてモチーフの質感や特徴を描き分ければよいのでしょうか?
透明水彩だからこそできるテクニックの引出を増やして、表情豊かな水彩画を描けるようになりましょう!
※1講座からご受講可能ですが、多くご受講いただくことで透明水彩の理解をより深めていただけます。

ウルトラマリンとバーントアンバーで作るグレーのバリエーションを使って、モノトーンの⾵景画を作成します。2⾊の混⾊で作るグレーは配分によって⾊味が変化するため、モノトーンでありながら豊かな⾊調を感じさせる魅⼒的な画⾯を作ります。講座内では⾵景作成の基本的な進め⽅をデモンストレーションを交えながら紹介。抑制のきいた⾊調で静謐さを感じさせる作品づくりを⽬指します。

《 持ち物 》
透明水彩道具一式、鉛筆(H∼HB程度)、練り消しゴム、ティッシュペーパー、ウォーターフォードやアルシュなどのコットンスケッチブック(ブロックタイプF4∼6号程度)、モチーフの風景写真はスクールで用意

⑫ 透明水彩テクニック2 透明感のつくり⽅─影と差し⾊─
日程:9月7日(日)  時間:10:30~16:00 講師:村山 之都(スタッフ兼任講師) 定員:18名 受講確定日:8月12日(火)
受講料 6,600円 透明水彩 モチーフ:写真
透明水彩は油彩と違い、上から何度も重ねて描いたり、表面に凹凸を付けたりすることが難しい画材です。
では、どのようにしてモチーフの質感や特徴を描き分ければよいのでしょうか?
透明水彩だからこそできるテクニックの引出を増やして、表情豊かな水彩画を描けるようになりましょう!
※1講座からご受講可能ですが、多くご受講いただくことで透明水彩の理解をより深めていただけます。

この講座では、⽔彩特有の透明感を存分に表現するため「影の⾊」に着⽬していきます。テーマを印象強く⾒せるためにコントラストを上げていくと、結果的に影⾊が濃く・重くなるという経験はないでしょうか。今回はこの影⾊のコントロールを主題とし、1.影⾊が暗くなりすぎないようにするために2.暗さの中に彩度を折り混ぜていく⽅法 の2⽅向から検討を加え、実際の作品を制作していきます。講師のデモンストレーションを交えながら進めます。

《 持ち物 》
透明水彩道具一式、鉛筆(H∼HB程度)、練り消しゴム、ティッシュペーパー、ウォーターフォードやアルシュなどのコットンスケッチブック(ブロックタイプF4∼6号程度)、モチーフの風景写真はスクールで用意

⑬ 透視図法―街中の風景や建物のための基本― ★ 初めての方優先講座
日程:4月29日(火・祝)  時間:10:30~16:00 講師:伊東 茂広 定員:18名 受講確定日:3月25日(火)
受講料 6,600円 透明水彩 不透明水彩(ガッシュ) アクリル 鉛筆
一点透視法・二点透視法・三点透視法と縦二分割・三分割法などの作成方法を、分りやすく図解した資料を使いレクチャーしてから、写真を使って建物を描いていきます。街中の風景や建物の外観だけでなく室内風景にも応用が効き、初心者の方でも参加していただける、覚えておくと必ず役に立つ「パースペクティブ」の講座です。

《 持ち物 》
お好きな水彩用具一式、鉛筆(HB、2B)、消しゴム、定規(50cm程度)、水彩紙(F4号2枚)、画用紙(F8号1枚)

⑭ デッサンの始め方1 ―全体を観る― ★ 初めての方優先講座
日程:5月3日(土・祝)  時間:10:30~16:00 講師:今井 陽子 定員:18名 受講確定日:3月25日(火)
受講料 6,600円 色鉛筆 鉛筆 モチーフ:静物
デッサンは「明暗を描き分けること」から始めます。普通は物を見る時に明暗など気にせずに、輪郭線を描き「部分的な観察」になるのが通常です。デッサンの入り口は普段と違う物の観方を体験することです。りんご1個からの鉛筆デッサン、さらに応用して三原色を使ってデッサンしていきましょう。経験者の方でも「部分ばかりに集中してしまい、全体に意識がいかない」とお悩みの方は、初心に返ってシンプルなモチーフをのびのび扱い、広い視野を獲得していきましょう。組み合わせる器物も用意します。
※当スクールYouTubeチャンネル【公式】の「鉛筆の削り方」をご視聴の上受講いただくことをおすすめします。

《 持ち物 》
鉛筆(2B,4B,6B)、練り消しゴム、カッターナイフ、プラスチック消しゴム、スケッチブック(6∼8号)、油性色鉛筆の赤・黄・青(サクラクーピーペンシルのバラ売りがおすすめです)、りんご1個

⑮ 日本画講座 墨絵 ―水の流れ・雲の動き―
日程:5月5日(月・祝) 10:30~16:00 講師:浦上 義昭 定員:18名 受講確定日:3月25日(火)
受講料 7,600円(※画材代1,000円込) 日本画
セットされたモチーフは、時間をかけ誠実に写生をすれば、ほぼ描けるでしょう。一方、流れる水や漂う雲などは流動的でとらえづらく、表現するのが難しいです。しかし、これこそ水墨画の妙味、鑑賞のツボです。「滲み(にじみ)」や「溜込(たらしこみ)」などの技法を駆使して深みのある表現をマスターしましょう。初めての方でも、講師の実演・丁寧な指導で安心です。気軽にご参加ください。墨の世界の奥深さを、ぜひ一緒に味わいましょう。

《 持ち物 》
筆、布、梅皿または小皿を数枚 ※色紙、墨汁を配布します。筆の販売があります。

⑯ 現代画家から学ぶ抽象表現(全2日間)
日程:5月5日(月・祝) 6月8日(日)  時間:10:30~16:00 講師:坂口 竜太 定員:18名 受講確定日:3月25日(火)
受講料 13,200円 油彩 アクリル
絵を見た時に「この絵はどうやって描かれたんだろう」と気になったことはありませんか?基本、画家はその描き方や手法についてあまり話しません。しかし、例えば古典技法の描き方が現在かなりわかってきたことや、印象派の絵の描き方が筆触分割であるという事が解き明かされている様に、研究することでわかることもあります。今回の講座は様々な画家の描き方、手法を研究実践してきた講師が主に現代に活躍する画家に焦点をあて、その作品がどの様に描かれているかを解説し皆さんの制作に実践的に取り入れていく講座です(模写ではありません)。言ってみれば古典絵画技法講座の現代絵画版です。ただし、技法演習が主ではなく、あくまで普段の絵画制作に生かしていく実践講座です。初めて抽象画に取り組む方に易しい入り口となります。受講することで画家の描き方、手法が学べ、 絵画表現の新しい扉を開くことになるかもしれません。


◆5月5日(月・祝) タッチと色彩、空間のマリアージュⅠ
今回は、トム・ラデューク(Tom LaDuke)という現代画家を参考にして制作します。彼は雑誌などに載っているようなありふれた写真資料を使い、独自の手法で浮遊感のある半抽象的ともいえる不思議な絵画を制作しています。ありふれた写真資料から得られるイメージを美しい半抽象画に仕立てるその手法とは何か。そして、色の使い方、タッチ、刷毛やヘラの効果を最大限に生かす方法を学びます。
《持ち物》
油彩道具一式またはアクリル道具一式。油彩がおすすめ。アクリルの場合はリターディングメディウムがあると良い。鉛筆(HB程度)、刷毛(幅5cm)3本、キャンバス(F20程度)、ウエス、ゴムベラ、マスキングテープ、写真資料(雑誌などから、人物が写り込んだもの、部屋、人物、山や海などの絶景、観光地、美しい風景の写真など、これら全ての写真)

◆6月8日(日) タッチと色彩、空間のマリアージュⅡ
トム・ラデュークの絵画がもつ美しく浮遊感のある不思議な空間性はいかにして可能か。前回制作した絵の続きを制作します。主に室内空間、静物、オブジェといったモチーフをキーワードに描き進めていきます。タッチと色、空間のマリアージュ、トム・ラデュークの手法を経て独自の表現へと生かす。それぞれがもつ個性を反映させていくための応用力が身につきます。
《持ち物》
油彩道具またはアクリル道具一式。油彩がおすすめ。前回制作した絵、刷毛(幅5cm)3本、ウエス、ゴムベラ、マスキングテープ、定規(30cmほど)、写真資料(雑誌などから、静物、オブジェ、室内空間、模様、人物の写真など、これらすべての写真。前回と多少被っていてもよい。)

⑰ 岡本太郎が追い求めたものとは?【夜間】
日程:5月3日(土・祝)  時間:17:30~20:30 講師:今井 陽子 定員:20名 受講確定日:3月25日(火)
受講料 5,000円(※画材代200円込) 座学 ワークショップ
岡本太郎は「太陽の塔」や「芸術は爆発だ!」の台詞で昭和のお茶の間で人気者でしたが、その実態は戦後の高度経済成長への道に抗い、人間の特に日本の根源とは何かを追い求めた人でした。その死後、さらにコロナ渦の閉塞感の中、岡本太郎は再評価され、その発言は作品とともに特に若者の間でSNSなどでブレイクし、ブームとなりました。太郎さんの何が若い世代の心を揺さぶったのでしょうか。今こそ岡本太郎とは何者なのかを掘り下げてみたいと思います。TARO語録とTARO色(原色)と縄文の紋様を使ったワークショップをします。

《 持ち物 》
ハサミ、スティックのり。お持ちの方は太めのナイロン製の筆(アクリル絵具用)をご持参ください。※スクールで絵具を用意します。画用紙の販売(50円×3枚)があります。

⑱ マティスの見つけた楽園とは?【夜間】
日程:7月26日(土)  時間:17:30~20:30 講師:今井 陽子 定員:20名 受講確定日:6月24日
受講料 5,000円(※画材代200円込) 座学 ワークショップ
アンリ・マティスはピカソと同様セザンヌの影響を大きく受け、形にとらわれない自由な色彩による表現を創っていきました。二人は互いに刺激し合いながら活躍し作風をどんどん変えていきましたが、マティスはピカソのような破壊的な自己表現とは逆の「観る人が心を和ませること」を目指しました。単純化された線、純化された色彩は「人々を癒す肘掛椅子のような絵を描きたい」の言葉通り、今も観る人を癒し続けています。晩年の切り絵はその集大成とも言えるでしょう。自我を手放したマティスの遊び心を、切り絵のワークショップで追体験します。

《 持ち物 》
ハサミ、スティックのり。お持ちの方は太めのナイロン製の筆(アクリル絵具用)をご持参ください。※スクールで絵具を用意します。画用紙の販売(50円×3枚)があります。

⑲クロッキーとっくん【友の会限定】
日程:5月25日(日)  時間:10:30~16:00 講師:古山 浩一 定員:18名 受講確定日:4月22日(火)
受講料 8,600円(モデル代込) 鉛筆 女性ヌード 着彩画材自由
絵画は面と線と色彩で成りたっています。“線を勉強する・鍛える”にはクロッキーが一番です。 本講座では裸婦5分ポーズ32回、2分ポーズ10回でクロッキーを42枚描きます。 確実に線が変わります。始めに10Bの鉛筆の使い方をレクチャーします。慣れた画材が良い方はそれらの画材をお持ちください。ポーズは短時間ですが、着彩をご希望の方は着彩道具をお持ちください。

《 持ち物 》
鉛筆(10Bを5本)、クロッキー帳(F6号以上) ※画用紙(25円)の販売あり
※友の会限定講座です。非会員の方は友の会にご入会いただきます。

⑳ 新緑のスケッチ講座―奥行きを感じる―
日程:5月27日(火)  時間:10:30~16:00 講師:平野 健太郎 定員:18名 受講確定日:4月22日(火)
受講料 6,600円 水彩 透明水彩 不透明水彩(ガッシュ) 鉛筆 モチーフ:風景
上野公園の景色を題材にして風景スケッチに奥行き感を出す練習をします。スケッチは描けば描くほど平板になりがち。遠近法や光と影、構図の工夫などを使って奥行きを出す方法を紹介します。細部にこだわらず景色を大まかに見る事で、スケッチのステップアップを目指しましょう。
※雨天の場合は、予定した場所の写真を題材にアトリエでスケッチ講座を行います(写真はスクールで用意)。

《午前》
10:30  上野の森美術館 集合 (※時間厳守)
    講師による説明とデモンストレーション
11:00〜12:30  スケッチ

《午後》
12:30〜13:30  昼食・昼休み
13:30 〜15:15  スケッチ
15:30  アートスクール アトリエ集合 講評会

《 持ち物 》
スケッチブック(F6〜F8程度)鉛筆3B〜HB、練り消しゴム、水彩絵具・色鉛筆・パステルなどの着彩道具一式、筆洗または水入りペットボトル(水彩の方)、携帯用イス、ティッシュペーパー、ゴミ袋、虫よけスプレー、帽子や雨具、防寒具

㉑ 研究講座「モリカズ様式」─色彩とカタチ─
日程:5月31日(土)  時間:10:30~16:00 講師:大川 心平 定員:18名 受講確定日:4月22日(火)
受講料 6,620円(画材代20円込※) 油彩 アクリル モチーフ:写真
単純な形態(カタチ)と輪郭線、明るい色彩で知られる熊谷守一の晩年に確立された「モリカズ様式」。とてもシンプルで平面化された作品ですが生き物の生命力を感じます。その作品を紹介、プロセスを参考にしながら自分の好きなモチーフを単純化することで、美しく色面が調和する作品を目指します。マティスや現代作家のアレックス・カッツなどの作例も見ながら、実践していきます。自身の制作を見つめなおす機会としてください。

《 持ち物 》
油彩・アクリル道具一式、鉛筆(4B∼B)、赤ボールペン、消しゴム、キャンバス(F6号2枚)、描きたいモチーフのA4写真資料2枚以上(花、風景、人物、動物など複雑すぎないもの)、※トレーシングペーパーA4×2枚を配布します。

㉒ 絵画研究入門講座 ―画家の目―(全2日間)【友の会限定】
日程:6月28日 7月12日  時間:10:30~16:00 講師:川合 朋郎 定員:18名 受講確定日:5月27日(火)
受講料 13,500円(画材代300円込) モチーフ:静物 ボールペン
積み重ねる仕事 ボールペンデッサン
身近な文房具であるボールペン一本で静物を描きます。消せない画材なので、1日の描き始めから終わりまで、全ての仕事が画面に残ります。「見る、感じる、描く、確認する」という一連の作業に対して普段よりも精度が求められます。作者が観察できた情報量だけが画面に残りますから、描写力が如実に現れます。的確な描写力を身に付けたい方におすすめの講座です。また、今回の講座で感じていただきたいもうひとつ重要な点は、
″たとえ間違ったと思う仕事も、継続していると絵の要素として生きてくる″ということです。
※友の会限定・抽選講座となっております。非会員の方は友の会にご入会いただきます。


◆6月28日(土) どこを描けば形が現れるのかを知る
平面に立体を描く為には、立体物の表面の角度の変化を描く必要があります。この面の向きの変わり目を結んだ線を稜線といいます。形の変わり目である稜線を追えばモチーフの立体感を表すことができます。明暗を塗り分ける陰影表現よりも稜線を特に意識して描くことで、『描きどころ』を学びます。


◆7月12日(土) 描写の蓄積による魅力的な画面づくり
無機質だったボールペンの線が幾重にも重なることで、有機的な表情や質感が生まれてきます。初日に間違って引いたと思った線も、絵を構成する要素のひとつになっていることでしょう。足し算だけで描くわけですから、間違った仕事も受け入れながら制作を進めることで客観的に画面を把握する目を養います。

《共通持ち物》
ボールペン2本(0.5~0.7mmの黒)予備も含めて持参してください。 ※ケント紙(木炭紙サイズ)1枚を配布します。

㉓ 1日集中鉛筆デッサン基礎講座―構図を学ぶ―
日程:6月29日(日)  時間:10:30~16:00 講師:伊東 茂広 定員:18名 受講確定日:5月27日(火)
受講料 6,600円 鉛筆 モチーフ:静物
始めにマチス、セザンヌ等の絵画の構図を解説し、その後静物モチーフを使って鉛筆デッサンを行います。構図から読み取れる感情表現を学び、デッサンで大切な空間や物のボリュームを描く方法を実習していきます。これからの絵画制作がより充実したものになる基礎講座です。
※当スクールYouTubeチャンネル【公式】にて「鉛筆の削り方」等公開しています。

《 持ち物 》
鉛筆(2B、4B)、ガーゼ、練り消しゴム、画用紙(F10程度)

㉔ 万年筆画入門―身近なモノを描く― ★ 初めての方優先講座
日程:7月6日(日)  時間:10:30~16:00 講師:古山 浩一 定員:18名 受講確定日:6月10日(火)
受講料 6,600円 色鉛筆 万年筆
万年筆で身近なものを描く技術を学びます。講師が万年筆画に適した小さなモチーフを用意します。その中から自分で描きたいものを2点選び、午前午後で2点完成させます。色鉛筆、水彩での着彩のやり方も指導します。万年筆はご自分で持っている万年筆でもいいですし、講師がアトリエで販売するプレピー万年筆とカーボンインクセットを購入することも可能です。

《 持ち物 》
色鉛筆・水彩道具一式、鉛筆、練り消しゴム、スケッチブック(F6号)※アトリエにて、プラチナプレピー万年筆0.2㎜+カーボンインクカートリッジ(計610円)の販売あり。

㉕ やってみよう!黄金背景
日程:7月26日(土)  時間:10:30~16:00 講師:山田 啓貴 定員:18名 受講確定日:6月24日(火)
受講料 7,400円(画材代800円込※) 画材自由 金箔
油彩やテンペラを推奨していますが、水彩、色鉛筆、アクリルなど、お好きな画材で黄金背景にチャレンジしていただけます。古典絵画の技法を用いて金箔を貼り、作品を創ります。黄金の背景による空間表現で、主題を際立たせることができます。果物、野菜、人物の写真など、描きたいモチーフをお持ちください。その美しさを金箔とともに引き立てましょう。この講座で、新たな美術の可能性を探求してみませんか?

《 持ち物 》
各自の描きやすい画材一式、SMサイズのパネル、400番程度の耐水ペーパー、モチーフ
※パネルに塗布する下地材、洋金箔、あかし紙を配布します。

㉖ 髪・服から描く人物クロッキー
日程:9月14日(日)  時間:10:30~16:00 講師:真鍋 修 定員:18名 受講確定日:8月12日(火)
受講料 8,600円(モデル代込) 透明水彩 不透明水彩(ガッシュ) アクリル パステル 鉛筆 コンテ 女性コスチューム
人物の描写の手順を変えることで、自分の物の見方などに気付くことがあります。いつも同じ手順で描いていると“慣れ”で描いてしまい、物を見なくなる、ということもあります。今回は人物デッサンの教本などの描き方とは少し違う描き方を試みます。髪や服など、色面でとらえる部分から描いていきます。人が誰か人物を見るとき、大体どのように見ているのかを考えつつ描く課題です。

《 持ち物 》
線描ができる画材(鉛筆、コンテ、木炭など)、色面塗りができる画材(水彩、アクリル、パステルなど)、練り消しゴム、雑巾、B3クロッキー帳またはスクール販売の四切画用紙(1枚25円)12枚程度

お申込みを行う場合は、下記「受講規定」を最後までお読みいただき にチェックを入れて「申込画面に進む」ボタンを押してください。

受講規定

◆お申し込み

  • 上野の森美術館友の会会員/一般にかかわらずお申し込み可能です。ただし、一部友の会限定の講座があります。
  • 申し込みを受理しましたら、「受付状況」をメールまたはFAXでお知らせいたします。メールまたはFAXのご登録がない場合は「受付状況」のお知らせはありません。必ずどちらかのご登録をお願いします。

◆上野の森美術館 友の会特典 【優先申込】/ ★印の講座は初回受講者優先

  • 友の会会員の方は、各講座に記載の受講確定日までにお申し込みいただくと、友の会優先の講座(先着順、★印以外)は先着順で受け付けいたします。
  • 友の会入会(新規・更新)をご希望の場合は、申込書の記入欄「友の会入会」にチェックをしてください。講座のお申し込みのみ、友の会優先として受け付けいたします。講座の開催月以前にその他の友の会特典をご希望の場合、別途入会手続きをお願いいたします。友の会特典につきましては上野の森美術館ホームページをご覧ください。
  • 友の会会費(3,500円/有効期限1年)は受講料とともにご請求いたします。友の会有効期限内の方は有効期限1か月前にお送りする更新のお知らせをお待ちください。
  • ★印のある講座は、当スクールの講座を初めて受講される方が優先(先着順)で受講できる講座です。
  • [友の会限定]の講座は、友の会へご入会いただきます。受講日に期日が切れている場合は更新をお願いします。

◆会場・時間・受付

  • 会場:上野の森美術館別館3階アトリエ
  • 時間:10:30~16:00(昼休み1時間あり)夜間や一部の講座は時間が異なります。各講座ページにてご確認ください。
  • 受付:講座開始30分前より当館1階警備カウンターで行います。受講証(シール)をお渡しします。
  • 受講証は見えるところに貼ってください。友の会会員は、会員証とともに携帯してください。また、休憩などで外出から戻る際には、受講証を美術館入り口でご提示ください。提示がない場合には入館をお断りする場合があります。事務所対応時間および退館時間は講座終了30分後までとなります。

◆受講確定

  • お申し込みの受付状況、受講料、お支払いに関するお知らせはメールまたはFAXでいたします。
  • メール登録と受信設定のご確認をお願いいたします。ご登録のある方には、 受講確定日に「受講料のお知らせ」、 「お支払いに関するお知らせ」の2通のメールを@ueno-mori.orgよりお送りします(no-reply@のメールは返信不可)。メールによるキャンセル、その他の連絡は受け付けておりません。
  • メール登録のない方(不達の場合も含む)、コンビニ専用振込用紙でのお支払いをご希望の場合は郵送いたします(別途手数料300円/再発行手数料100円)。申込書の郵送希望欄へチェックを入れてください。なお、受講日までに時間の余裕がない場合はこの限りではありません。
  • 希望講座が満員の場合、キャンセル待ちのご連絡をいたします(メール・FAXのみ)。
  • 各講座原則定員18名とします。
  • 受講料は講座により異なりますので、各講座ページをご確認ください。記載金額はすべて税込みです。
  • 友の会優先と★初回優先の講座に空席がある場合、一般のお申し込みでも受講可能です。なお定員数を超えた場合は抽選を行います(受講確定日は各講座ページに記載)。
  • 受講確定日以降に空席がある講座は先着順で受け付けます。

◆お支払い

「受講料のお支払いに関するお知らせ」 をご確認ください。

  • メールでご請求する場合は、オンラインクレジット決済、銀行振込(ペイジー)、コンビニでのお支払い、全て手数料がかからずご利用いただけます。メールの案内に従い、お支払いをお願いします。
  • 支払期日までにお支払いください。お支払いが遅れる場合、または受講をキャンセル(ご入金前)される場合はお電話にてご連絡ください(メール不可)。期日までに受講料が未納の場合は、受講確定が取り消されます。また、ご入金後のキャンセルは返金できませんのでご注意ください。
  • 一度お支払いいただきました受講料・会費は返金いたしませんのであらかじめご了承ください。
  • 特定商取引法に基づく表記はこちらをご確認ください

◆【重要】講座での注意事項

  • 講座内での録音・録画・写真撮影はお断りしています。それにともなうトラブルに関してスクールでは責任を負いかねます。
  • モデルを写真撮影する事はできません。携帯電話やスマートフォンもモデル講座時はアトリエ内では使用禁止です。アトリエの外でご使用ください。モデルのポーズ中は入退室できません。休憩時間までお待ちください。

◆講座内容等の変更、開催中止(延期)について

  • 各講座はカリキュラムに基づいて行いますが、日時、内容に変更が生じる場合があります。変更による経費の増減があった場合は追加集金、または返金をします。
  • 自然災害等やむを得ない事情で講座が中止になった場合は、延期して開催し、その開催ができなかった場合は返金します。
  • 延期開催に出席できない場合、受講料の返金はできませんのであらかじめご了承ください。
  • お申し込みがきわめて少数の講座は、開催を中止する場合があります。

◆画材や作品について

  • 事前に画材を送られる場合は、お電話にてご連絡ください。
  • 制作サイズの上限はS100号(162.1×162.1㎝)までとし、額縁をつけない状態に限ります。
  • キャンバス木枠の組み立てや、キャンバスを張る作業など、音が階下に響く作業は行わないでください。
  • 道具や作品は各日にお持ち帰りください。アトリエに置いておくことはできません。
  • 紛失防止のため、作品や描画材、スケッチブック等の持ち物には必ず氏名を記入してください。

◆その他

  • 欠席された場合の振り替え受講はできません。
  • 受講は申込者本人に限ります。18歳未満の方は保護者の同意が必要となります。
  • 貴重品はご自身で管理をお願いします。当スクールでは盗難、紛失、破損に対して一切の責任を負いかねます。
  • 館内・教室内での物品販売、斡旋、勧誘、金品授受、営業等の行為は固くお断りします。
  • 講師への贈物等、お心遣いは無用です。金品の徴収はご遠慮ください。
  • 器物を破損させた場合は実費をもって賠償していただきます。また、故意と判断された場合は受講をお断りします。
  • 当スクールの備品等を外部に持ち出すことはできません(個人的な貸し出しはいたしません)。
  • 教室内での飲食はできますが、入館の際、飲食物は袋等に入れてお持ちください。
  • 野外でのスケッチ講座等、カリキュラムに明記されている場合を除き、教室外での制作はできません。

◆次のような行為が認められた時は、受講のお断り、退会勧告をする場合がありますのでご留意ください。

  • 講座の運営に支障をきたす言動をした場合
  • 他の受講者や講師の迷惑となる行為、スタッフの業務の妨げとなる行為があった場合
  • 当スクールの協力依頼を正当な理由なく拒否または無視された場合
  • 「受講規定」に反する言動を行った場合
  • その他迷惑行為、法令または公序良俗に反する行為があった場合