作品を作る、そのあとそれがなんであったのかをふり返る。そして反省する。改善してつぎにすすむ。単純なんだ、ようは。そうやってだれしも制作している。
今回の展覧会はその「ふり返り、反省」という部分に焦点を当てようというものです。ついでにあわよくば「改善(?)」のアイデアもそこからみつけだせないだろうかという試みでもあって。
作品らしいものを作れてきたような気もするし、けっきょくなにもしていないような気もする。ぼくの作品を見たことがあるひともふえてきたようにも感じるし、いつまでたってもなにも伝わってない気もする。とはいえまあ、展覧会はつづいている。なにが期待され、それに答えられているのかどうかもじっさいのところよくわからない。とにかくそういう対外的なことよりも、自分がこの間なにを考えてきて、それをもとになにを作り、なにを作り損ね、これからなにを作ろうとしているのか、そういうことを確認する、という体裁の展覧会もいいのではないかと思ったのだ。
展覧会をするということは、あまりそういうふうにいまどきは思わないようだけれども、批評的なおこないでもある、それは外に対しても内に対しても。ここではあくまでも作り手(内)にしぼるけど、たぶん展覧会をするという経験は、その展示がはじまったときに、じぶんの作ったものをひとつの作品として突きはなすことである。展覧会のなかではその作品は批評のさなかに置かれている。作り手さえもひとりの鑑賞者としてそのできちゃったものを批評視している。
これをまるごと展覧会として、というかある種のイベントとして企画しようということです。トークをメインに出し惜しみなくいままでの作品も、さいきんの作品も見せます。